ソースコード再利用における能動的部品変化メカニズム
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概要
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再利用はソフトウェア開発における生産性を向上させる効果を持つといわれている。しかし、部品作成時に再利用領域を特定することは困難で、部品変更は不可欠である。また、再利用領域の特性が頻繁に変化する場合、領域の特性や部品利用者の要求を明確にすることは難しい。そこで、本稿では検索及び合成時に生じる部品変更を予測し、自ら形を変える能動的部品を提唱し、その変化メカニズムを提案する。この能動的部品は要求や環境に応じて変化するため、再利用領域の分析が不要となり、ソフトウェア開発者の部品変更に対する負担を軽減する。能動的部品の変化メカニズムはプログラムスライシングにより実現する。提案する部品変化は1)部品を分割し、機能の一部を抽出する機能分割変化、2)部品の機能の一部を結合し、結合をたどる機能連想変化、3)過去の部品変更を他の部品に伝搬させ、機能の一部を交換する機能交換変化の3種類である。ここでは、能動的部品の構造の定義と変化手法を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-26
著者
-
島 健一
NTTドコモマルチメディア研究所
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島 健一
NTTソフトウェア研究所
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島 健一
Nttソフトウェア研究所:(現)株式会社nttドコモ
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丸山 勝久
NTTソフトウェア研究所
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丸山 勝久
Nttソフトウェア研究所:(現)立命館大学理工学部情報学科
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