経路依存フローグラフを用いたプログラムスライシング
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概要
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先に提案した経路依存フローグラフ(PDFG)と呼ぶ有向グラフを用いて,各種スライスを統一的枠組みの上で形式的に表現する手法を提案する.プログラムスライシングとは,手続き型言語のプログラムから,着目する性質をもつ文集合(スライスと言う)を抽出する技術である.提案手法は以下の特長をもつ.(1)PDFG上で定義した依存関係の演算によりスライスを表現するため,複数スライスの包含関係など,スライスの性質が,スライス作成法とは独立に議論できる.(2)同じ枠組みの上で各種スライスを表現するため,一つの表現形式で用途に応じたスライスの使い分けが可能となる.(3)互いに直交する基本的な属性に基づきスライスを一般化したため,従来,作成法が与えられていなかったスライスを含め,網羅的にスライスが表現可能である.本論文では,更に,従来の主要なスライスと本手法で表現するスライスとが同じ文集合となることを証明することにより,提案手法の妥当性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-25
著者
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