経路依存フローグラフを用いたInfeasible Path検出法
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概要
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どのような入力に対しても決して実行されない計算経理(IFP:Infeasible Path)を検出する問題は,テストデータの生成や影響波及解析において重要である.本論文では,IFP検出問題など計算経路に沿って手続き型プログラムの性質を求める問題に適した,経路依存フローグラフと呼ぶ,並列実行可能な有向グラフ表現形式を提案する.そして,このグラフの並列抽象実行により,IFP検出に必要な論理式を,記号的に求める機構を与える.更に,得られた論理式をプレスブルガー(Presburger)文に変換し,プレスブルガー文の真為判定機構を適用することによりIFP検出を行う手法について述べる.本手法は,従来のIFP検出法に比べ,計算制御が簡明であると共に,IFP検出に必須でない計算の除去が容易である.更に,部分的な計算結果の共有ができるため,IFP検出が効率的である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
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