プレスブルガー算術を用いたInfeasible Path検出の高速化技法
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概要
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本稿では,実行不可能経路(IFP)検出の際に用いられる,存在記号のみを持つプレスブルガー文(P文)の真偽判定を,効率よく行なう手法を提案する.従来のP文の判定法は,計算量のオーダが極めて大きく,実用的な時間内にIFP検出できない場合があった.提案手法では,Cooperの提案に基づき,存在記号のみを持つP文を高速に判定する手続きを定めた.本手法では,式に出現する変数を表す行列が三角化されるよう,数論の定理を用いてP文を変換する.本手法は,P文の同一アトムに同じ変数が頻繁に出現する場合,すなわち,IFP検出における経路条件に出現する変数の係数の値が大きい場合,特に有効である.このような場合,プロトタイプ・システムを用いた実験により、従来手法に比べて最高2000倍の速度向上を確認している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-14
著者
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