プロセス分解代数に基づくデータフロー図の段階的詳細化
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概要
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構造化分析手法では,データフロー図(DFD)を段階的に詳細化して要求分析する.Adlerが提案したプロセス分解代数は,DFDの詳細化作業を形式化し,入出力マトリクスからDFDを生成する枠組を与えている.本稿では,データストアと内部フローを考慮したプロセス分解代数を提案し,この代数を用いて「抽象化バランスが均等なDFD」を与える手法について議論する.提案手法は,従来手法では実現困難であった決の特徴をもつ.(1)人手で作成したDFDとほぼ等しい形状に,内部データを含む任意の構造のDFDを生成できる.(2)DFDの詳細化過程で入出力マトリクスの変更を要しない.(3)インクリメンタルにDFDを生成しDFDの詳細化結果を再利用できる.本稿では,さらに,ワークステーション上に実現した提案手法に基づくDFD詳細化システムを用いた適用実験により,提案手法の有効性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-15
著者
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