ソフトウェア・マイグレーション向き計算環境モデルの作成法
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概要
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本稿では,先に提案した計算環境モデルに従って,実際に計算環境を表現する際に必要となる情報の作成法について述べる.ここで計算環境とは,各種のソフトウェアにより形成される,計算機上の作業環境である.我々のモデルでは,ソフトウェアの動作に必要となるリソースの依存関係に従って,宣言的に計算環境を表現する.このモデルを用いれば,計算環境にソフトウェアを新規に実装した際に,1)新規のソフトウェアが動作可能であることが保証できる条件,2)計算環境に含まれる既存のソフトウェアへの影響箇所が分かる.本稿では,計算環境の表現を計算機システムの仕様記述の一つと捉え,計算環境モデルで表される情報と,ソフトウェアの作成過程で得られる分析/設計/実現情報との比較/対応付けにより,計算環境の表現に必要な情報を作成する手法を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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