1,10-フェナントロリンによるフェロシアン化物イオン及びフェリシアン化物イオンの吸光光度定量
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概要
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1,10-フェナントロリンを比色試薬として用い、フェロシアン化物イオン及びフェリシアン化物イオンの迅速かつ鋭敏な定量法を確立した。反応の促進には、水銀(II)の存在下で加熱する方法が最も有効であった。加熱時間、水銀(II)濃度、1,10-フェナントロリン濃度、PH、アスコルビン酸の添加などについて検討し、定量操作を定めた。吸収極大波長は510nmであり、そのモル吸光係数は1.13×10~4であった。35mg以下の塩化物イオン及び0.26mg以下のシアン化物イオンは定量を妨害しなかった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-11-10
著者
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