過酸化水素とオキシンによるチタンの紫外部吸光光度定量
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概要
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チタン(IV)は過酸化水素およびオキシンと三元錯体をつくり, pH 3.0〜6.3でクロロホルムに定量的に抽出される.この錯体は希硫酸溶液で分解されないので,2<I>N</I>硫酸と振り混ぜて過剰のオキシンを除けば,有機相の吸光度を265nmで測定して定量することができる.見かけのモル吸光係数は4.28×10<SUP>4</SUP>である.錯体の組成をTiO(H<SUB>2</SUB>O<SUB>2</SUB>)(Ox)<SUB>2</SUB>と推定した.定量可能なチタンの濃度範囲は1〜20μg/25m<I>l</I>クロロホルムである.なお,オキシンのクロロホルムと希硫酸の間の分配比を測定した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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