ポーラログラフ法によるリン酸の定量
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概要
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ポーラログラフ法でリン酸を定量する方法として,過塩素酸酸性溶液中でビスマスイオンを加えてリン酸ビスマスとして沈殿させ,できたリン酸ビスマスの沈殿を温硝酸溶液にとかし,そのなかに含まれているビスマスをポーラログラフ法で定量し,間接的にリン酸を定量する方法について検討した.<BR>沈殿生成時の過塩素酸濃度は0.5〜0.9<I>N</I>の範囲が最適であり,0.15m<I>M</I>以上の濃度のリン酸を含む溶液に,リン酸の5倍量以上のビスマスイオンを加えれば定量的にリン酸ビスマスの沈殿をうることができた.<BR>スズ,アンチモン,タングステン,クロム,モリブデン,硫酸イオンおよび多量の鉄はリン酸の定量を妨害するので適当な方法で除去しなければならない.リン酸肥料,リン青銅中のリンを定量し満足な結果をえた.
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