ジオメトリプロセサProcyon : ソフトウェア開発環境
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概要
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近年, プロセッサの開発では,バードウェアとソフトウェアの開発を並行して行なう場合が多い。そのため,ハードウェアの設計・製作段階からターゲットとなるソフトウェアのテストやデバッグのできる環境を構築する必要がある。Procyonを開発するにあたっては, 設計期間の短縮を第一に考え, シンプルなハードウェア構成にした。そのため, 本来ハードウェアで行なっていた演算結果のバイパス制御をソフトウェアによって行なうというように, ソフトウェア開発者への負担が大きくなった。そこで我々は, デバッグ用のハードウェアシミュレータ, プログラム作成用エディタ, 並列プログラム作成用コンバージョンツールなどの, プログラム開発支援ツールの作成を行なった。本論文ではそれらのProcyonソフトウェア開発環境について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
-
安里 彰
株式会社富士通研究所ペタスケールコンピューティング推進室
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安里 彰
(株)富士通研究所
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中山 寛
富士通株式会社
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岩田 靖
新情報富士通研
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岩田 靖
(株)富士通研究所
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西本 晴子
(株)富士通研究所
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木村 康則
(株)富士通研究所
-
木村 康則
新情報富士通研
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