SPEC CINT2000(181.mcf)の縮小プログラム開発手法とその評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
計算機アーキテクチャの研究・開発において、シミュレータによる評価は不可欠であるが、実行速度の問題から、SPEC2000等の標準ベンチマークを使用することは難しい。我々は、CINT2000の181.mcfをターゲットとし、オリジナルプログラムのメモリアクセスパターンや命令コンビネーションといった特性を保持しつつ、実行ステップ数を大幅に減少させて約1/700にした縮小プログラムを開発した。181.mcfは、縮小対象のループにおいて動的にデータが変動し、それに伴ってプログラムの挙動が変化する。そのため、CFP2000のプログラムとは違った作成手法を用いる必要がある。本稿では、その作成手法と評価について述べた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-14
著者
-
安里 彰
株式会社富士通研究所ペタスケールコンピューティング推進室
-
安里 彰
(株)富士通研究所
-
安里 彰
新情報富士通研
-
上田 晴康
(株)富士通研究所情報社会科学研究所
-
上田 晴康
(株)富士通研究所
-
小野寺 聡
(株)富士通研究所
-
小野寺 聡
富士通
関連論文
- マルチエージェントシミュレーション用ツールの実装と評価(EVA-1: 性能評価, 2005年並列/分散/協調処理に関する『武雄』サマー・ワークショップ(SWoPP武雄2005)-研究会・連続同時開催-)
- SpaceFusion : 情報融合型共有3次元仮想環境アーキテクチャ
- 並列推論マシンPIM/pの要素プロセッサにおける分岐機能の高速化のためのアーキテクチャ
- Grid Service Platformの開発 : 業務用グリッド環境における自律的な資源共有の実現(デザインガイア2006-VLSI設計の新しい大地を考える研究会)
- ジオメトリプロセサ Procyonのアーキテクチャ
- ジオメトリプロセサProcyon : ソフトウェア開発環境
- ジオメトリプロセサProcyon : 概要
- 計算機リソースを有効活用するグリッドミドルウェア:CyberGRIP (特集:グリッドコンピューティング) -- (グリッドミドルウェア)
- 3H-9 値予測を行う制御フロー並列実行に関する基礎検討
- 3H-8 制御ビットを持つユニファイドキャッシュ構成の研究 : 分岐予測の観点からの考察
- 1.2W, 2.16GOPS/720MFLOPSマルチメディア用組み込みスーパースカラプロセッサ
- 1.2W, 2.16GOPS/720MFLOPSマルチメディア用組み込みスーパースカラプロセッサ
- 1.2W2.16GOPS/720MFLOPSマルチメディア用組み込みスーパースカラプロセッサ
- GVis : 遺伝アルゴリズムのための設計支援ツール
- サーバ用CPUのハードウェア資源削減に基づくチップマルチプロセッサの設計(アーキテクチャ一般及びチップマルチプロセッサ)(デザインガイア2003 : VLSI設計の新しい大地を考える研究会)
- サーバ用CPUのハードウェア資源削減に基づくチップマルチプロセッサの設計
- メディア処理を指向した組み込み用プロセッサのアーキテクチャ
- ジオメトリプロセサProcyon : コンパクション方式
- 多重レジスタリネーミング方式
- 自律的なサーバ共有を実現するグリッドミドルウェア--Grid Service Platform (特集 研究開発最前線)
- 業務で利用しやすい組合せ最適化アルゴリズム:タブーツリー (セッション4:現場隣接研究)
- ジョブ投入と待ち合わせの出来るジョブ制御スクリプト : オーガニックジョブコントローラの試作(OS-5 : スケジューリング)
- コンパイラによるソフトウェア・バイパス制御方式とその評価
- SPEC CINT2000(181.mcf)の縮小プログラム開発手法とその評価
- SPEC CINT2000(181.mcf)の縮小プログラム開発手法とその評価
- 研究所紹介:富士通研究所情報社会科学研究所 : 幕張の研究部について
- 3H-5 Metatoolによる選択的値予測の評価と検討
- 3H-4 トレースベースSMPシミュレータMetatoolの開発
- 投機的実行のためのデータ予測可能性
- VLIWプロセサにおけるロードモジュール圧縮手法
- ソフトウェア・バイパス制御方式を利用したレジスタ割り当て
- ジオメトリプロセサProcyon : ソフトウェア・バイパス制御方式
- Sushi : プロセスの再配置可能な並列分散プログラミング言語
- プロセスの再配置が可能なストリームベース並列プログラミング言語
- 2000-ARC-139-23 MT版Paratoolによるマルチスレッド実行方式の評価
- 最適実行多重度に基づくSMTプロセッサのジョブスケジューリング方式
- 計算機システムにおける分岐予測外れパスの影響
- 高頻度実行部の抽出による大規模トレースの縮小
- リバーストレーサによる性能評価用ワークロード生成
- リバーストレーサによる性能評価用ワークロード生成
- タブー検索の拡張 : タブーツリーアルゴリズム-配送計画問題への適用-
- タブー探索の拡張と配送問題への適用 : 局所最適解で分岐探索するTaboo Treeアルゴリズム
- SPEC CFP2000ベンチマークの縮小プログラム開発手法とその評価
- SPEC CFP2000ベンチマークの縮小プログラム開発手法とその評価
- オーガニックコンピューティング (特集:TRIOLE) -- (TRIOLEを支える先進技術)
- 知識獲得支援グループウェアKALEIDO : そのX-window上の実現とユーザインタフェースの改良
- スーパスカラプロセサにおけるリカバリー方式
- アーキテクチャシミュレータの概要
- ジオメトリプロセサ Procyonの評価
- J.D.ウルマン 著, 都倉信樹, 萩原兼一, 和田幸一, 平山正治, 瀬尾和男 共訳, "VLSI計算の諸側面VLSI設計のための理論とアルゴリズム", 近代科学社, B5 判, 458p.,\8,800, 1990
- データ活用に向けた開発・実行環境と高速処理技術 (特集 研究開発最前線) -- (大量データの利活用)
- NetCOBOLのHadoop連携機能の開発と実践事例 (特集 ビッグデータ活用を支えるOSS)
- 分散並列型CEPにおける通信高速化手法(分散・並列処理,並列/分散/協調とディペンダブルコンピューティング及び一般)