Java VMのGCの高速化
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概要
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JIT(Just In Time)コンパイル技術の進歩に伴い, Java処理系が高速化が進んでいる.このためGC(ガベージコレクション)を含むメモリ管理が, 全実行時間に占める割合が多くなってきている.Java処理系の高速化は, GCの高速化が鍵となっている.我々は, GCの高速化手法として3つの方式(Allocation History GC, Hasty Compaction, Segregated Memoty Management)を提案する.これら3方式の中でメモリコンパクションを取り除いたGC方式であるSegregated Memory Managementはとくに有効であった.javacを実行した場合, 総実行時間を48.0%, GCに要する時間を67.2%短縮することが可能となった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-07
著者
-
木村 康則
富士通研究所
-
志村 浩也
(株)富士通研究所
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木村 康則
(株)富士通研究所
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河場 基行
(株)富士通研究所コンピュータシステム研究部
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河場 基行
富士通研究所
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河場 基行
(株)富士通研究所
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