スーパースカラ用コンパイラの評価
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概要
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我々は,out-of-order実行,先行実行を行なうスーパースカラーマシン上で,SPECintプログラムを実行する場合,コンパイラによりさらに性能を上げるためには,どのような最適化が有効であるか検討した.Global Schedulingの1つであるPercolation Schedulingは,命令レベルの並列度を上げるための最適化であるが,speculativeなコード移動だけでは,さらに並列度を上げることは難しい.Loop Unrollingと前方Short Jumpの削除は,分岐のオーバーヘッドを軽減する最適化である.Loop Unrollingはたいていのプログラムに対して有効であり,espressoやxlispに対しては,マシンがBTBを持つ場合にも有効である.前方Short Jumpの削除は,特にeqntottに対して有効である.
- 1993-10-21
著者
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