知識獲得型教育系における利用者の知識を引き出す対話

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概要

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従来のコースウェア方式のCAIシステムは、人に知識を植え付けるだけのものである。これは、利用者が受け身になりやすく、教えることができる内容も限られている。そこで、利用者を教わる立場から教える立場へ変えることによって、利用者に積極性をつけ、また教える知識の再確認・再構成をさせることで学習を進行させようという発想が生まれた。この「利用者が教える」というパラダイムを筆者らは[1]で提起した。この「利用者が教える」というパラダイムに基づいて、[2]では算数の四則計算をする学習ツールを、また[3]では科目にとらわれない自由な雰囲気を持つ学習ツールを作成した。本稿は、システムが知識を受け取るばかりでなく、知っている事柄をたくさんしゃべり、質問を行うことによって、利用者のはっきり知覚していない知識を引き出す学習ツールについて述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

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