アクティブカメラを使った遠隔教育システムの試作 : 画像と音声による発話者検出

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概要

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人間のコミュニケーション手段として、音声や文字などの他に相互理解のためにノンバーバルな情報も重要な役割を果たしている。例えば、会話をしている時に相手が話し始める前にこちらを向くことで相手が話し出そうとしていることが分かる。このノンバーバルな情報の多くは、画像情報から得られる。会話の順番や発言権を調整する役目の動作は、「調整子」と呼ばれるが、コンピュータを用いたシステムにおいても、画像処理によつてこの調整子を検出することで円滑な対話を支援できることが予想される。本研究はATM回線を用いた遠隔教育実験での講師と生徒のface-to-faceコミュニケーションの質を向上させることを目的とする。そのために、表示される相手の顔を見ながらマイクを持つという発話の前段階を画像で検出し、音声の検出と組み合わせて発話者を適切にズーム表示させるシステムを構築した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-09-04

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