領域間の分離度に基づくエッジ抽出
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概要
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本論文では,エッジを安定に抽出する方法を提案する.エッジを輝度が変化する位置ではなく,領域と領域を最も分離する領域境界として捉える.領域境界は,境界を形成する2つの局所領域の統計的な性質によって決るので,ノイズの影響に対してロバストである.この考えに基づいて,エッジ強度は,判別分析法により求まる2つの局所領域間での画像特徴量の"分離度"で表される.分離度は,理想ステップエッジ上で,ステップの高さに無関係に最大(1.0)となり,エッジが鈍るに従って低下してゆく.線形領域では,その勾配に依らずにほぼ0.75,平坦領域では0.0に近くなる.この特性により,エッジ抽出しきい値が,エッジ強度に無関係に0.75近傍に設定される.したがって,従来の最適しきい値の選択問題が解決される.また,複数の特徴量を使うことでカラー,テクスチャエッジの抽出にも容易に拡張可能である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-20
著者
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