主成分分析によるリアルタイムトーキングヘッドシステム(<特集>「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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本研究では、人間の顔の動きを使って、別の人の顔アニメーションをリアルタイムに生成するシステムについて報告する。人間の顔の動きは、顔に貼り付けた赤外線マーカの動きを、モーションキャプチャシステムにより獲得する。また、別の人の顔形状の特徴は、事前に、発話時における基本9表情の顔3次元形状を計測することで得る。顔の動きから、別の人の顔の3次元形状へのマッピングは、それぞれのデータを主成分分析し、基本9表情の対応に基づいて、主成分べクトル間の線形変換として決定される。主成分分析により、大幅にデータを圧縮できるので、顔アニメーション生成に必要なのは、上位3主成分の線形合成係数と、頭部運動の合計9個のパラメータのみである。モーションキャプチャから顔アニメーション生成までの一連の処理を、ネットワークを介した計算機を使って実時間で可能にするシステムを構築した。
- 2004-12-09
著者
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