優良広葉樹の択伐施業 : 天然林の新しい経理方式
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概要
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天然林の価値的な保続を図るための優良広葉樹の単木管理方法を研究した。同一空間内に複数の作業級を重複して設定し、保続の単位を別個に設けることを新たに考えた。この作業級において進界木本数と直径遷移行列が一定であれば、当初の直径分布に関わらず終局的な直径分布が一意的に決まることを利用して、択伐施業における優良広葉樹の理論的な本数管理曲線を導いた。この理論的な本数管理曲線は現実の施業に有効な指針を与えることがわかった。最後に、このような単木的管理方法が実行可能となるための経営上の条件について考察した。
- 日本森林学会の論文
- 1989-01-01
著者
-
南雲 秀次郎
東京大学農学部
-
山本 博一
東京大学農学部
-
渡邊 定元
東京大学農学部演習林研究部
-
渡邊 定元
三重大 生物資源
-
山本 博一
東京大学大学院
-
南雲 秀次郎
東京大学
-
渡邊 定元
東京大学農学部
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