民有林の施業計画策定に関する研究(I) : 地域森林計画における人工林の伐採量および造林面積の決定
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概要
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地域森林計画における人工林の伐採量および造林面積を決定する二つのモデルを作成し, その計算例を示した。モデルはいずれも線型計画を利用するものである。最初のモデルは減反率を用いる確率モデルである。そこでは各分期の拡大造林面積を適当に定めることにより森林計画区内の人工林の齢級配置を10分期後に広義の法正状態にできるだけ近づけることを目的としている。第二のモデルは決定モデルである。それは20分期(100年)後, 上述の森林を広義の法正状態に誘導するため伐採量および造林面積を決定するものである。そこでは改良期間内の総収穫量を最大にすることを目的関数として選んである。この二つのモデルは地域森林計画の策定に有効な手段となりうることがわかった。
- 日本森林学会の論文
- 1981-03-25
著者
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