線型モデルによる収穫予定法の研究(I) : 0-1計画法の適用
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概要
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1.0-1計画法により平分法に基づく森林施業計画のモデルの定式化を行ない((1)〜(4)式), これをモデル森林に適用した(図-1,表-1)。2.森林施業計画では, その計画を実行する上で林道網計画が同時に決定されていなければならない。ここでは"巡回セールスマンの問題"の手法に基づいて林道網計画モデルを考えた。それは, 森林内のすべての林分を一回ずつ通りその林道開設費用を最小にする林道網である。3.上記手法により林道網を決定し, その林道網の開設進度を上記施業計画モデルに基づく最適施業順序との相互の関連の下で決定した(表-4)。4.モデル森林を対象とした計画では8分期後にこの森林を法正齢級配置にすることを目的とした。しかし, この計画では, 複伐がみとめられぬため過熟な林分を後の分期まで残存させる結果となった。本論文では, 0-1計画法の特殊性を利用して, 複伐が可能なように施業モデルを拡張した((6)〜(9)式)。
- 日本森林学会の論文
- 1974-04-25
著者
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