SKYのマルチスレッド・モデルを実現したSMTプロセッサにおける物理レジスタの共有化手法(チップマルチプロセッサ)(デザインガイア2004-VLSI設計の新しい大地を考える研究会-)

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概要

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近年,SMTプロセッサによりスレッドレベル並列性を利用して,1つのプログラムの実行性能を向上させる研究が行われている.SMTプロセッサでは複数のコンテキストを同時に保持するために大きなレジスタ・ファイルが必要であり,アクセス時間が増加する.本論文では,SKYのマルチスレッド・モデルを実現したSMTプロセッサにおいて,スレッド間で物理レジスタを共有化することにより,必要物理レジスタ数を削減する手法を提案する.その結果,本手法は,十分にレジスタが存在する場合のIPCをほぼ達成するために必要な物理レジスタ数を,レジスタを共有しない場合に比べて,4コンテキスト時に20%,8コンテキスト時に50%削減できることがわかった.
一般社団法人情報処理学会の論文
2004-12-01

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