成人看護実習の授業構造に関する研究 : 受け持ち患者の表す現象の教材化

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概要

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成人看護実習は,健康レベルに応じた看護の特徴を実習目標とした4科目(急性期・慢性期・回復期・終末期)で看護過程を展開する方法を用いて実施している。本研究は,看護過程展開記録を主なデータとして,実際に学生が受け持った患者について教材としての特徴を分析し,あわせて,学生が挙げた看護上の問題と教師がその他に必要とした看護上の問題について,学習項目として提示されている内容と照合し,教材として再構成されるかどうかを分析した。この結果,各実習ともに患者への看護過程展開を通して,実習目標を達成できることが確認された。しかし,実習目標及び学習項目は,各健康レベルにある患者への看護を通して学生が学習する内容を十分反映しきらない可能性が示唆された。これにより,今後,学生の学習内容を帰納的に構造化する研究の必要性が示された。
順天堂大学の論文
1999-03-29

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