短大生の学年による看護婦志向性と看護婦イメージに関する研究

概要

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************本学学生の学年による看護婦志向性,看護婦イメージの調査から以下の結果が得られた。(1)本学学生の看護婦志向性は2年生において低い。(2)看護婦イメージについては3学年を通してポジティブなイメージを抱いているが,その傾向は1年生が3年生に比べ強い。ただし,「科学的」の項目については,3年生が1年生に比べてポジティブなイメージを抱いている。(3)本学学生の看護婦イメージは「魅力」「姿勢」「知性」「人間性」の4っの概念から構成されている。そして「魅力」については3年生に対し1年生が,「知性」については1年生に対し2・3年生が,「人間性」については2年生に対し3年生がポジティブイメージを抱いている。また,「魅力」についてポジティブイメージを抱いている者は,将来看護婦として働きたいと思っている。これらの結果や先行研究から,2年生の看護婦志向性の低下については,講義と実習の組合せ,そして教員の関わり方等について検討する必要性が推察された。また,学生は教育の影響を受け職業に対する「魅力」的イメージを,職業の専門性における「姿勢」や「知性」「人間性」に関してポジティブイメージを持つ方向へと変化させていることが明らかになった。
順天堂大学の論文
1996-03-29

短大生の学年による看護婦志向性と看護婦イメージに関する研究

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