成人臨床看護における回復期の特徴
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概要
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本稿は,現行カリキュラムに「成人臨床看護III回復期」という授業科目を設定したことが,看護学教育においてどのような意義があり,どのような課題があるかを検討したものである。科目を設定するに至った背景,取り扱ってきた教育内容を捉え直し,実習における看護過程展開との対応を1事例で構造化した。健康の連続性の中で回復期の特徴を中心に,授業内容を精選,構成したことは,急性疾患にも慢性疾患にも共通し,外科的治療にも内科的治療にも共通する視点を抽出することに意義があった。また,かつて,疾患別の授業展開で繰り返し強化してきた人間の機能と構造,疾病とその治療という教育内容を,どう補うかという点と,成人という対象の特性をより明確にしていくことが,今後の課題と考えられた。
- 順天堂大学の論文
- 1998-03-29
著者
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