短期大学における看護教育カリキュラム : 本学の成人臨床看護および成人看護実習の現状と課題

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本学における改正カリキュラムでの成人臨床看護および成人看護実習の現状を平成5年度卒業生を対象に分析し、以下のことが明らかになった。1)成人臨床看護に用いている経過別・状況別枠組みを用いることで医学モデルに基づいた看護から脱却できた。今後、さらにこの内容を精選し、関連科目との整合性を図る必要がある。2)授業で用いる看護理論を実習でも活用できるよう指導し、看護理論を看護実践につなげる教育を強化する必要がある。3)看護実習を経過別・状況別に行うことで、各期に焦点を当てた学習には効果的であった。今後は受持患者の健康レベルの変化にあわせて柔軟に対応できるための枠組みも検討する。4)教育方針に適合したカリキュラムの構造化や順序性が図れているか、さらに社会的要請に適合しているかなど全体的な見直しを要する。
順天堂大学の論文
1995-03-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク