急性期実習における実習時期別の学習達成度と実習へのとりくみ度
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概要
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この研究は,実習開始時期・前期・中期`後期に,急性期実習を行う学生の学習達成度と実習へのとりくみ度を知る目的で行ったものである。各期9〜10人,合計39人の学生を対象に調査した結果,次の事が明らかになった。(1)プレテストの結果では,実習開始時期グループの得点が,中期・後期のグループよりも有意に低かった。しかし,実習開始時期グループと前期のグループには,差が無かった。(2)ポストテストによる学習達成度は,実習時期に関係なく,一定レベルに達していた。(3)実習へのとりくみ度は,実習時期と無関係であった。(4)プレテストとポストテストの学習達成度には,かなりの相関があり,既習学習の効果と影響が示唆された。(5)学習達成度と実習へのとりくみ度には相関は無かった。
- 順天堂大学の論文
- 1994-03-25
著者
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