セラピューティックタッチ研究の動向と今後の課題(第一報)
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概要
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セラピューティックタッチ研究の動向を日本に紹介していくための第一段階として,セラピューティックタッチの定義を紹介し,少し検討を加えてみた。セラピューティックタッチの特徴としては,1)按手療法を起源としていること。2)人から人へのエネルギー移動による癒しのプロセスであること。3)手は身体に必ずしも接触する必要がないこと。4)病人や障害を持った人を癒そうという目的で行われること。5)癒し手は精神集中を維持する事が重要であること,等があげられた。検討された点は,1)セラピューティックタッチを按手療法の派生物と捉えるか,ロジャーズ看護論のみで説明すべきか。2)手を使わなくても心や言葉によって同様の効果が生まれるのではないか。3)援助しようという目的意識にこだわり過ぎずに行う方が効果的なのではたいか,等についてであった。
- 1994-03-25
著者
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