終末期患者とその家族を援助する学生の自己評価と教員評価の比較

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概要

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本研究では,平成4年度終末期実習を終了した本学3年生90名を対象に学生の自己評価と教員評価を比較し,その差を分析した。その結果,以下のようなことが明らかになった。(1)学習内容全体の学生の自己評価の平均値は3.45であり,教員による評価の平均値は4.09となっていた。(2)学生の自己評価と教員評価を比較すると学習内容全体の平均値も,5つの学習内容の評価においても差がみられ,学生は教員より低く評価していた。(3)学生の自己評価の低くなった原因は,患者の身体的苦痛や不安定な心理状態を十分捉えられていないことからおきる患者への過大な期待,援助そのものの難しさ,および学生自身の患者に接する際に生じる不安感と考えられる。
順天堂大学の論文
1994-03-25

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