RAPD-PCR法によるDNA多型をもとにしたアリモドキゾウムシの識別
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概要
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南西諸島のアリモドキゾウムシ個体群のDNAレベルでの地理的分布を調べるため, RAPD-PCR法による識別を行った。 T13/T13, T05/T05, T01/T07の3通りのプライマーでPCRを行い,得られたDNA増幅パターンの多型解析を行った。その結果,アリモドキゾウムシは20タイプに類別され,これらのタイプには南西諸島の全個体群に共通するA_1B_1C_3が認められ,さらにいくつかのタイプの変異型も得られた。また,2000年に高知県で発見された6個体はすべてA_1B_1C_3に類別され,トカラ列島中ノ島,奄美大島,沖縄本島の個体群と同じタイプであることが明らかとなった。
- 2003-03-31
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