南極における日本の無人気象観測 (1992 〜 1997)
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概要
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南極大陸の沿岸部から標高3810mのドームふじまでの間に無人気象観測装置を設置した。使用した観測システムは、これまで日本隊の運用実績があるCMOSデータロガーによるAWSと、やはり米国で運用実績があるウィスコンシン大学が開発したARGOS-AWSを併用して使用した。システムは-80℃以下になる低温での耐久性が必要であり、CMOS-AWSなどの低温試験を行った。CMOS-AWSは-80℃までの作動が確認された。また、無人気象観測装置で使用するデータロガーの保温用電源や測定器への電源供給を目的として風力発電装置と太陽光発電装置を試験運用したが、風力発電は-55℃まで作動した。太陽電池は機械的電気的問題もなく作動した。無人気象観測から得られたデータは、沿岸からドームふじに至る雪氷・気象の地域性や時間変動の研究に利用できる。
- 日本雪氷学会の論文
- 1998-11-01
著者
-
亀田 貴雄
北見工業大学社会環境工学科雪氷研究室
-
高橋 修平
北見工業大学社会環境工学科雪氷研究室
-
榎本 浩之
北見工業大学工学部社会環境工学科
-
兒玉 裕二
北海道大学低温科学研究所
-
本山 秀明
国立極地研究所
-
遠藤 辰雄
北海道大学低温科学研究所
-
菊地 時夫
高知大学理学部
-
遠藤 辰雄
鳥取環境大学環境政策学科
-
大畑 哲夫
北海道大学, 低温科学研究所
-
古川 晶雄
National Institute Of Polar Research Research Organization Of Information And Systems
-
古川 晶雄
国立極地研究所
-
牧野 章汎
(株) 牧野応用測器研究所
-
牧野 勤倹
(株) 牧野応用測器研究所
-
亀田 貴雄
北見工業大学
-
児玉 裕二
北大低温研
-
遠藤 辰雄
鳥取環境大 環境政策学科
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