みずほ基地とドームふじ基地における吹雪観測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2000年9月から11月にかけて,南極みずほ基地において雪粒子の運動と風の乱流構造に着目した吹雪観測を実施した.観測は30mタワーにスノーパーティクルカウンター(SPC)を4台(設置高: 9.6m,3.1m,1.0m,0.2m),超音波風向風速計を3台(設置高: 25m,1.0m,0.2m),気温・露点計を2台(設置高: 3.0m,1.0m)設置して行われた.観測期間中,すべての機器はほぼ順調に作動し,吹雪フラックスの鉛直分布や雪粒子の粒径分布などを風速(摩擦速度)の関数として求めることに成功した.またSPCが降雪の観測にも有用であることが確認されたため,2002年2月から2003年1月にかけては,ドームふじ基地においても観測が行われた.
- 国立極地研究所の論文
- 2008-06-30
著者
関連論文
- 南極ドームふじにおける1995年から2006年の表面質量収支の特徴
- 2003年における南極ドームふじ基地内の温度と湿度
- C216 皆既日食が地上付近の大気および積雪におよぼす影響 : 2003年11月23日南極ドームふじでの観測結果(物質循環・放射)
- Analyses of Ice Core Data from Various Sites in Svalbard Glaciers from 1987 to 1999
- ロシア・アルタイ山脈ソフィスキー氷河におけるアルカン類の濃度、沈着量、発生源変動
- P121 簡易降水量計を用いた東シベリアSuntar-Khayata山脈周辺における降水量観測
- 2004-2007年寒極東シベリア山岳周辺地域における雪氷観測報告
- 第2回雪崩特集号発刊にあたって
- Physical properties of the Dome Fuji deep ice core
- 南極観測データのマネジメントに関する問題提起
- 改良型氷床深層掘削ドリルの総合実験報告-2002年北海道陸別町での実験-
- Improvements to the JARE deep ice core drill
- Deep ice core drilling to 2503m depth at Dome Fuji, Antarctica
- 南極ドームふじ観測拠点における氷床深層コア掘削
- 南極における日本の無人気象観測 (1992 〜 1997)
- 国際シンポジウム「氷床コア記録の物理」報告
- Ice core processing at Dome Fuji Station, Antarctica
- Regional characteristics of chemical constituents in surface snow, Arctic cryosphere
- IGSシンポジウム 大規模気候変動指標としての寒冷圏 (Cryospheric Indicators of Global Change) 参加報告
- 4a-7 学校教育における雪結晶生成実験 : 北見工業大学の物理学実験での実施例
- 学校教育における雪結晶生成実験 : 北見工業大学の物理学実験での実施例
- 沿岸からドームふじへ至るルート沿いの光沢雪面の分布特性
- みずほ基地とドームふじ基地における吹雪観測
- Experimental results on the formation of hard compacted snow in Rikubetsu in northern Japan: A first step toward the construction of a compacted-snow runway on the Antarctic ice sheet
- 南極ドームふじ観測拠点での新掘削場の建設 -第44次ドームふじ越冬隊による作業-
- P331 日食時の気象の変化 : 2003年11月24日、南極ドームふじ観測拠点での観測
- Automatic Weather Station(AWS)data collected by the 33rd to 42nd Japanese Antarctic Research Expeditions during 1993-2001
- ロシア・アルタイ山脈ソフィスキー氷河で2001年に掘削した25.3mコアの層位と粒径
- Seasonality of isotopic and chemical species and biomass burning signals remaining in wet snow in the accumulation area of Sofiyskiy Glacier, Russian Altai Mountains
- 1.3.7.南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果(継続)(1.3.データベース研究部門)([1]研究活動)
- Meteorological observations on Sofiyskiy Glacier, Russian Altai Mountains
- A102 学校教育における雪結晶生成実験 : 北見工業大学の物理学実験での実施例(気象教育)
- 氷床 : 気候系の変動機構研究の提言
- 南極における無人気象観測(1993-1996)
- 南極東クィーンモードランド地域における無人気象観測(1993-1999) : 観測手法および結果
- 南極浅層コア (H72, ドーム南) の基本解析 - 測定方法および装置 -
- 南極氷床変動システムの研究
- BASIC ANALYSES OF DOME FUJI DEEP ICE CORE PART 2 : PHYSICAL PROPERTIES
- ロシア・アルタイ山脈ソフィスキー氷河における日本-ロシア共同雪氷調査の概要(2000、2001)
- 1.3.6南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果(1.3データベース研究部門)([1]研究活動)
- カムチャッカ半島の雪氷コアを用いた環オホーツク地域の古環境復元
- カムチャツカ半島ウシュコフスキー氷冠における雪氷コア堀削
- ドームふじ観測計画(1991-2007)における雪氷・気象観測の概要
- C158 南極ドームふじで1年間観察した雪結晶の特徴(雲物理)
- 記憶に残る言葉
- 北見工業大学
- 北極域における近年の氷河変動
- D209 中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶分類の提案(降水システムI,口頭発表)
- 最低気温が-79.7℃にもなる南極のドームふじに観測基地があるとのことですが, 基地の中の温度や湿度はどれくらいでしょうか?
- 南極の内陸, ドームふじに積もる雪の量は少ないと聞きましたが, どのくらいでしょうか?また, それはどのように測定しているのでしょうか?
- 第3回南極の気象観測,モデル,予報に関するワークショップ参加報告
- 雪まりもの発見と再会
- ドームふじ観測拠点(南極)
- TESTS OF WIND POWER GENERATOR AND SOLAR BATTERY IN THE INLAND AREAS OF ANTARCTICA
- 南極大陸ドームふじの昇温現象とその空間分布 : 1994年のAWS及び衛星マイクロ波観測から
- 北極圏氷河学術調査1998の概要
- 南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果
- ロシア・アルタイ山脈ソフィスキー氷河における雪氷観測
- 1999年度極地雪氷分科会総会報告
- 「世界一空が美しい大陸南極の図鑑」, 武田康男著, 草思社, 2010年8月, 108頁, 1680円(本体価格), ISBN978-4-7942-1770-7(本だな)
- 南極における日本の無人気象観測 (1992 〜 1997)
- 鏡面冷却式露点計による人工雪結晶生成時の湿度測定
- C215 種々の降雪粒子の粒径と落下速度の観測(降水システムIII,一般口頭発表)
- C201 中緯度と極域での観察に基づいた新しい雪結晶分類(グローバル分類)の提案(2)(降水システムIII,一般口頭発表)
- 雪結晶分類小史(情報の広場)
- 対流型装置を用いた-4℃から-40℃での人工雪結晶の形態と生成条件 : 鏡面冷却式露点計による湿度測定に基づく結果
- 中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶の分類 : グローバル分類