為替オプション市場における行動ファイナンス

元データ 2012-11-29

概要

本論文では為替オプションのインプライド・ボラティリティに対して統計的モデルを適用し,市場参加者の投資行動や市場構造について分析を行う.初めにマン・ホイットニー・ウィルコクソン検定モデルを用い,為替の日次収益率をどれだけ遡ってヒストリカル・ボラティリティを計測すればインプライド・ボラティリティが捉えられるのかに着目し,オプション期間や局面ごとの市場参加者の行動を検証する.次いでボラティリティのスキューと収益率との間にベクトル自己回帰モデルを適用し, Granger の因果性テストを用いボラティリティのスキューに含まれる原資産の予測力を検証する.いずれの検証からも 2008 年の金融危機前後で市場構造と市場参加者の投資行動に変化があることが示される.

著者

野村 哲史 電気通信大学
宮崎 浩一 電気通信大学電気通信学研究科システム工学専攻

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