1.環境教育の課題と教員養成大学の役割 : 三段階の目標から成る,環境教育の枠組みの提案
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概要
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環境教育が十分普及していると言い切れない一因に,環境教育の内容が整理・系統化されていないことが挙げられる。環境教育の普及を図るには,環境教育としての教育内容の整理・系統化が重要な課題である,という考えから,本稿では「環境教育の内容系統化のための,三段階の目標-1)自然(=人間の意図とは独立した営み)の存在に気づく,2)人間と自然の関係について理解を深める,3)人間と自然の関係の理解を踏まえた,合理的な生活や社会のあり方を探る-から成る枠組み試案」を提出した。さらに,初等・中等学校および教員養成大学における環境教育の内容やカリキュラム構成における問題点と改善の方向を,この枠組み試案に照らして論じた。
- 京都教育大学の論文
- 1997-03-31
著者
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