高精度超並列ハフ変換ハードウェアアルゴリズム

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概要

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ハフ変換による直線成分抽出の性能は、画像空間の量子化誤差およびハフ空間の量子化サイズにより大きく左右される。すなわち、入力画像上の直線の量子化誤差のため、ハフ空間の量子化サイズを小さくしても、必ずしも正しい直線は検出できない。また、量子化サイズを大きくすれば、検出される直線の精度は劣化する。この問題について、ρ方向またはρ-θ空間における可変フィルタを導入し、ハフ空間の量子化サイズを小さくしても直線抽出性能を維持する方法が示されている。一方筆者らは、ハフ変換処理を効率良く実行できる超並列のハードウェアアルゴリズムとCAMへの搭載例を報告し、リアルタイム処理の可能性を示してきた。本発表では、これまでに提案してきた超並列型ハードウェアアルゴリズムにおいて、量子化誤差に影響されないためのフィルタリングを容易に実現でき、ハフ空間の精度を高くしても直線抽出性能を高く維持できることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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