マックスプラス代数系に基づくモルフォロジカル・ウェーブレット変換を用いた電子透かしの実装及び評価(五感メディアの品質,コミュニケーションデザイン,画像符号化,食メディア,一般)
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概要
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近年の情報の取り扱いに対する関心の高さから,情報ハイディング技術の研究が盛んとなってきている.情報ハインディング技術は,大きく分けてステガノグラフィと電子透かしが知られており,これまで電子透かし処理には透かし情報を埋め込むために高速フーリエ変換,離散コサイン変換,及び離散ウェーブレット変換等が利用されてきた.本研究では,処理の効率化と情報秘匿能力の両立を図るために,マックスプラス代数系に基づくモルフォロジカルウェーブレット変換処理を電子透かしに適用したアルゴリズムを提案する.そして低消費電力,かつ最大で1,024並列の処理を可能とする組み込み機器向け超並列SIMD型プロセッサを用いて提案アルゴリズムの高速化を目指した.実装の結果,従来の組み込みCPUと比較して約98倍の高速化を実現し,提案アルゴリズムの有効性を実証した.
- 2011-02-28
著者
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藤野 毅
立命館大学理工学部
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小倉 武
NTT生活環境研究所
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小倉 武
立命館大学大学院理工学研究科
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小倉 武
立命館大学理工学部電子情報デザイン学科
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熊木 武志
立命館大学理工学研究科
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藤野 毅
立命館大学vlsiセンター
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板屋 修平
立命館大学理工学部
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大澤 昌弘
立命館大学大学院理工学研究科
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藤野 毅
立命館大 理工
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藤野 毅
立命館大学
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板屋 修平
立命館大学大学院理工学研究科
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熊木 武志
立命館大学大学院理工学研究科
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熊木 武志
立命館大学 理工学部
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