2層確率場モデルを用いた特徴点からのエッジ修復
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概要
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初期視覚で生ずる不良設定問題の一つの有力な解法として,Poggioらが提案した標準正則化理論がある.しかし,この理論では最小化したいエネルギー関数は,2次形式に限られ,エネルギー関数中の各項の重みを表す係数も経験的に定めている場合がほとんどである.これらの欠点を克服するために,シミュレーテッドアニーリングと条件付き確率を用いた「2層確率場モデル」を提案してきた.本論文では,この2層確率場モデルを,コーナー(角)と長直線部分(直線部分の中央部)という2種類の特徴点に関するトップダウン的な情報からエッジを修復する問題に適用して,2層確率場モデルの有効性を示す.提案されたエッジ修復法は,モデルベースの図形認識や画像圧縮などへの対用が期待できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-25
著者
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