部分木に基づく構文規則と前終端記号バイグラムを併用する対話音声認識手法
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概要
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音声翻訳ないし音声対話システムの構築を目指して,自然で自発的な発話を対象とする対話音声認識の研究を進めている.領域や課題に対する移植性を良くしたい.そのための一つのアプローチとして,構文規則に基づき部分木系列をスコア付きの仮説として出力する音声パーザの検討を行っている.まずポーズ情報に着目し,ポーズ情報で区切られた区間を部分木で表現するような文法を設計・試作した.我々の集めている旅行会話データベースに対して部分木を単位としておおむね文法が記述できることと,前終端記号バイグラムの概要を述べる.次に,部分木に基づく構文規則と前終端記号バイグラムを併用する対話音声認識アルゴリズムを述べる.更に,旅行会話データベースに対する実験結果を報告し,その効果を確認する.その結果,文法を単独で用いたり,前終端記号のバイグラムを単独で用いたりするよりも,その二つを併用する方が良いことがわかつた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-25
著者
-
森元 逞
ATR音声翻訳通信研究所
-
竹澤 寿幸
独立行政法人情報通信研究機構知識創成コミュニケーション研究センター:国際電気通信基礎技術研究所音声言語コミュニケーション研究所
-
森元 逞
(株)ATR音声翻訳通信研究所
-
竹澤 寿幸
(株)ATR音声翻訳通信研究所
-
竹沢 寿幸
Atr
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