集束媒質を用いたミリ波準光学共振器
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
対向する平行平面反射鏡の間にレンズ効果を持つ媒質を設け鏡面間を繰り返し反射する電磁波をその集束効果により有限なビーム径に保持し回折損失の影響を低減させ安定な共振モードが実現できる.これにより従来,球面反射鏡を用いて形成されるガウシアンビームの共振モードを持つ準光学共振器が平面鏡の組み合わせで実現できる.凸面の曲率半径が230mmで直径50φの無水石英平凸レンズを用い平面側に銅のスパッタ膜による鏡面を形成し100GHz帯の共振器実験を行った.共振器特性の結果を報告し、集束媒質を用いた準光学共振器の応用の可能性について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-24
著者
-
広瀬 信光
独立行政法人情報通信研究機構先端ICTデバイスグループ
-
広瀬 信光
郵政省通信総合研究所
-
松井 敏明
郵政省通信総合研究所
-
清川 雅博
通信総合研究所 無線通信部門 ミリ波デバイスG
-
清川 雅博
郵政省通信総合研究所
-
松井 敏明
情報通信研究機構ミリ波デバイスグループ
-
コッケ フィリップ
郵政省通信総合研究所
関連論文
- 4.ナノスケールInGaAs/InAlAs系HEMTを用いた低雑音・高利得ミリ波帯MMIC(最新のミリ波技術の動向)
- 高周波・高出力AlGaN/GaN系HEMTの作製 (電子デバイス)
- 60GHz帯におけるAlGaN/GaN系HEMTの出力特性(窒化物及び混晶半導体デバイス)
- モンテカルロ計算によるナノゲートInP HEMT中の電子輸送に対するゲートリセス構造の影響(ミリ波・テラヘルツ波デバイス・システム)
- リフトオフ法を用いたミリ波薄膜回路部品の精密加工
- フォトニックアンテナとその光ファイバ無線通信システムへの応用 (光COE特集)
- ミリ波通信システムの技術動向と要素技術
- B-1-92 共平面パッチアンテナ
- A・P2000-52 / SAT2000-49 / MW2000-52 セラミック基板を用いたミリ波帯CPWパッチアンテナ
- セラミック基板を用いたミリ波帯CPWパッチアンテナ