研究用プラットホームとしての日常活動型ロボット"Robovie"の開発
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概要
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日常生活の中で人間とかかわりながら活動する日常活動型のロボットにおいては,自然で円滑なコミュニケーションのために相互作用と関係性を重視してロボットを設計することが必要である.我々の開発したRobovieはこのために豊富なセンサ,擬人化しやすい外見,人間と同様のゼスチャ表現能力といったコミュニケーションに適したハードウェア機構をもつ.更に,相互作用機能を容易に実現するため考案したソフトウェアアーキテクチャに基づきプログラムを行う.このような特徴から,Robovieはロボットと人間とのコミュニケーションやロボットの身体性に関する研究といったヒューマノイドロボットを用いた研究のプラットホームとしての利用に適している.本論文では,Robovieのハードウェア及びソフトウェアアーキテクチャについて報告し,相互作用機能の実証実験について報告することで,Robovieの研究用プラットホームとしての有用性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-04-01
著者
-
中津 良平
ATR知能映像通信研究所
-
神田 崇行
(株) 国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所
-
今井 倫太
(株) 国際電気通信基礎技術研究所知能ロボティクス研究所
-
神田 崇行
ATR知能ロボティクス研究所
-
石黒 浩
和歌山大学システム工学部
-
小野 哲雄
公立はこだて未来大学
-
小野 哲雄
ATR知能映像通信研究所
-
今井 倫太
Atr知能映像通信研究所
-
前田 武志
ATR知能映像通信研究所
-
中津 良平
ATR 知能映像通信研究所
-
今井 倫太
Atr知能ロボティクス研究所
-
中津 良平
Atr知能映像通信研
-
小野 哲雄
ATR知能ロボティクス研究所
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