マンマシンインタラクションにおける協応構造
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概要
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自然界における現象の多くは複雑系であり,人間の認知的行動も同様である.我々は複雑系を少数自由度の非線形系が示すダイナミクスとして捉え,認知的行動の基本メカニズムを非線形非平衡な系の示すダイナミクスとしてモデル化する研究を行なっている.現在マルチエージェントの手法を用いてそのモデル化を行なっており,我々はこれを「認知的協応アーキテクチャ」と呼んでいる.潜在的に非線形性を有する「行動選択ネットワーク」アーキテクチャを基本モデルとして現在まで改良を行なってきた.本論ではこのマルチエージェントモデルの非線形性をシミュレーションによって確認し,エージェント集合間において,またはエージェント集合と実世界との間において「協応構造」を形成させることが可能であることを示す.「協応構造の形成」はマンマシンインタラクションに対して新しい枠組を与える概念である.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-07-07
著者
-
中津 良平
ATR知能映像通信研究所
-
岡田 美智男
Atr知能映像通信研究所
-
岡田 美智男
Ntt基礎研究所
-
栗原 聡
NTT基礎研究所
-
中津 良平
NTT基礎研究所
-
栗原 聡
NTT 基礎研究所 情報科学研究部
-
中津 良平
Atr知能映像通信研
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