利用者が自由に教えるおしゃべり学習ツール

概要

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教育において、利用者の学習することに対する姿勢、つまり、積極性は大切である。市販されているCAI システムの多くは、選択問題でその回答の正誤を問うものである。これは、教える内容が限られている。人の知識には雑学的なことが多い。そのようなことが、利用者の一番教えたいことかもしれない。おもしろいことを知って、それをすぐに誰かに教えたいことがある。そんなとき話を聞いてくれるコンピュータがあれば、うれしいだろう。利用者を、教わる立場ではなく教える立場におくことによって、自ら進んで学習するようにはならないだろうか。コンピュータに教える立場になると、利用者は知識を最確認し、自然に学ばなければならない状態になる。また、教えるという立場に置かれることによって、コンピュータに対して優越感を味わうことができる。これは、能動的なおもしろさに利用者を引き込むことになる。このような心理を利用して、では「利用者が教える」というパラダイムを提起した。また、においては算数の四則演算をする学習ツールを試作した。本報告では、「利用者が教える」というパラダイムに基づいて、よりも具体化した科目にとらわれない自由な雰囲気をもつ学習ツールを試作する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

利用者が自由に教えるおしゃべり学習ツール

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