日本で分離したカボチャモザイクウイルス (WMV 2) ゲノムの外被タンパク質 (CP) 遺伝子とその3'非翻訳領域の塩基配列の決定
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概要
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日本で分離したWMV 2のCP遺伝子とその3'非翻訳領域の塩基配列を決定した。CP遺伝子の領域は, 849塩基数でアミノ酸は283残基であった。このアミノ酸数は既報の豪州, 米国, トンガ分離株よりも2残基多いものであった。この2残基は, 翻訳後のCP切断部位の近傍にあり, 反復配列であった。同じ配列が, ダイズモザイクウイルスの米国分離株にみられ, この株との類縁性が示唆された。塩基配列を上記の分離株と比較したところ, CP遺伝子部分で約92〜93%, 3'非翻訳領域で92〜98%の相同性であった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1996-08-25
著者
-
大澤 勝次
農業生物資源研究所
-
花田 薫
九州農業試験場
-
野田 千代一
国研セ沖縄
-
大澤 勝次
茨城生工研:(現)生資研
-
吉岡 啓子
理化学研究所
-
大沢 勝次
茨城県農業総合センター生物工学研究所:農業生物資源研究所
-
野田 千代一
国際農業研究センター沖縄支所
-
吉岡 啓子
茨城生工研:(現)理研
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