「デジタル紙芝居」 : 保育現場へのマルチメディア導入

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概要

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幼児教育現場(幼稚園等)にも液晶プロジェクタ等のマルチメディア機器の導入が盛んである。マルチメディアは、新しい保育ツールとなる可能性がある。そこで、「紙芝居」をデジタル化し、液晶プロジェクタで実演する、「デジタル紙芝居」を試みた。実際に、大阪市内の幼稚園において、評価実験を行った結果、デジタル化で可能となる「動き」の導入は幼児に好評であり、また、影絵の形で幼児が参加できる等、表現媒体としての可能性を感じている。更に、既存のコンテンツを利用するのではなく、保育士自身が、幼稚園等の行事に合致したコンテンツを、デジタルカメラの素材を用いて作成できる等、現場要求に合致したコンテンツを自由に作成できる点もデジタル紙芝居の強みである。
一般社団法人情報処理学会の論文
2001-09-08

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