XMLを活用したイベント情報提供システムの開発

概要

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XML, XSLTを活用し、文系大学院生により開発された実アプリケーション「イベント情報提供システム(仮称)」の概要を紹介する。本システムは、京都の展覧会、行事、講演会等の「イベント」情報を日々発信する毎日新聞社「京都えぶりでぃ」ホームページを自動生成している。イベント情報は京都支局においてデータ投入され、XML形式となる。そして、このXMLから、毎日新聞社内用テキストデータとHTML形式データが自動生成される。開発には、フリーソフトであるBXS (Baykit XML Server)を利用した。プログラミングスキルが決して高いとは言えない文系大学院生が実システムを開発・提供できたことは、アプリケーション開発におけるXMLの有効性と、XML用ミドルウエアの開発効率の高さを示している。XMLと言えば、本格的なBPRを伴う大規模システム向きの印象が強い。しかし、本システムの開発を見る限り、XMLは、「従来型プログラミングよりも開発が楽となるツール」である。
2001-06-05