習慣流産免疫療法後の出生児に関する研究

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概要

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習慣流産の患者350組を検査し、HLA適合異常と思われる夫婦に対し、夫リンパ球皮内接種による免疫療法を行った。昭和61年2月現在、本治療後24名の出生児を得た。最年長児は2歳4ヵ月、その分娩、出生児および発育状態についての検討を行った、24分娩中、正常分娩22例、産科的異常による帝王切開2例、平均在胎週数39.0±0.23(mean±S.E.)、平均分娩時間7.0±0.73など特記すべき異常はなかった。性比は、男児16、女児8であった。出生体重は、男児3、294±88.5、女児3、079±114.4gm、身長、胸囲、頭囲にも異常はなかった。発育に関して、身長体重共に昭和60年厚生の指標_<2)>に記載された正常範囲に属した。その他、既往歴、運動、感覚、社会性など特記すべき異常は認めなかった。
社団法人日本産科婦人科学会の論文
1987-02-01

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