ニクバエ(Sarcophaga ruficornis)の脱皮ホルモンに関する研究 : I.高速液体クロマトグラフィーによる定量方法
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概要
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ニクバエ全虫体からの脱皮ホルモン(エクジステロイド)の抽出にアセトニトリルを用いたところ,エマルジョンを形成せず,また抽出液中の脂質を除去するためn-ヘキサンでアセトニトリル層を分画したところ,両者は良好に分離した。脱皮ホルモン抽出物の精製はシリカゲルの薄層クロマトグラフィーを使用したところ,単離と回収率に良い成果が得られた。脱皮ホルモンの定量は高速液体クロマトグラフィーで行ない,液-波分配逆層で移動層にメタノール:水:アセトニトリル(50:45:5v/v)を使用することにより,α-及びβ-エクダイソンの分離度は4.7,検出限界は10ngで,両者が定量可能になった。
- 岐阜大学の論文
- 1989-12-25
著者
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桜井 宏紀
岐阜大学農学部生物生産システム学科
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桜井 宏紀
岐阜大・農
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武田 享
岐阜大学農学部生物生産システム学科
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武田 享
岐阜大学大学院連合農学研究科生物環境科学
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武田 享
岐阜大学農学部
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桜井 宏紀
岐阜大学農学部昆虫学教室
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山川 隆
岐阜県立岐南工業高等学校
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