シンポジウム「食の安全科学をめざす獣医疫学とリスク評価」の概要
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概要
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平成18年10月12日,東京大学農学部弥生講堂において,東京大学大学院農学生命科学研究科などが主催する現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)国際シンポジウム(I),21世紀農学コロキウム第8回ワークショップ「食の安全科学をめざす獣医疫学とリスク評価」が開催された。本シンポジウムには獣医疫学会他2学会が協賛している。シンポジウムは2部から構成され,第I部では食品衛生分野から,イタリア・インスブリア大学のアントニオ・トニオロ氏が「急慢性感染症病原体としての腸内ウイルス」について,高知大学医学部の岩堀淳一郎氏が「腸炎ビブリオ食中毒のリスク評価モデル」について講演を行った。また,第II部では家畜衛生分野,特にBSEに関して,スイス連邦獣医局のダクマー・ハイム氏が「各国のBSEリスク」について,農林水産省消費・安全局の杉浦勝明氏が「日本におけるBSE発生の疫学モデル」についてそれぞれ講演を行った。食の安全やBSEに関するシンポジウムであったこともあり,多くの聴衆が参加し,講演後も活発な質問や意見交換が行われた。以下にその概要を報告する。
- 獣医疫学会の論文
- 2007-07-20
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