チャにおけるγ-グルタミルアルキルアミドの生合成
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概要
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チャに存在するテアニンの類縁化合物であるγ-グルタミルアルキルアミド(GMA, GBA, GiBA, GAA)を有機合成するとともに,それらのチャにおける生合成について検討した.チャの芽生えにおいては地上部,地下部ともに,与えたアルキルアミンが,それぞれγ-グルタミルアルキルアミドに合成され,地下部における合成量は地上部の6倍以上であった.地上部における合成能はテアニン>GMA>GPA>GBA>GiBAの順であった.チャ成木の芽ではGMAが生成されたが, GPA, GBAなどの合成は確認できなかった.このγ-グルタミルアルキルアミド成はメチオニンスルホキシイミンにより阻害され,とくにGMA合成はその阻害が著しかった.またアンモニウム塩による合成阻害はチャ成木芽においては認められたが,芽生えにおいては認められなかった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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