溶液噴霧法による簡易分光定量法
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概要
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溶液試料の分光分析法は多数提案されている.著者の一人(太秦)はさきにLundegårdhが炎光分析に用いた噴霧装置を改良したものを閃光分析に応用して好結果を得た.しかし,それらの報文は定性分析乃至半定量法について報ぜられているので,今回は内部標準法による定量法を試みた.同様の方法で金森は鉄鋼および鋼塊の樹状晶の分析を行っている.<BR>著者等は前報と同じ噴霧装置を用い,溶液中に共存する数種の金属を,分析の精度を幾分犠牲にしても,簡易迅速に同時定量する可能性について研究した.カドミウムを単一の共通内部標準として選定し,Fe,Al,Ca,Mg,B,Mn,KおよびNaなどの分析を行った.KおよびNaについては,それらの濃度が1g/<I>l</I>までも定量不能であった.マンガンを除く他の金属については簡易分析法として満足すべき結果を得たので報告する.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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吉田 仁志
北海道大学理学部化学科
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蟇目 清一郎
北海道大学理学部化学教室
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太秦 康光
北海道大学理学部化学教室
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吉田 仁志
北海道大学理学部
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太秦 康光
北海道大学理学部
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蟇目 清一郎
北海道大学理学部
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蟇目 清一郎
北海道大学一般教養部化学教室
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