分析化学的立場から見た温泉の微量成分 : 本会第2回総会(昭和36年3月31日)における特別講演
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概要
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温泉の成分といえば,陽イオンではNa,K,Ca,Mg,Fe,Al,Mnなど,陰イオンではSO<SUB>4</SUB>,Cl,HCO<SUB>3</SUB>,HSなどがまず頭に浮ぶが,実際にはこのほかに種々のものがいわゆる微量成分として含まれている.温泉水はいわば塩類の水溶液であるから,試料溶解などの操作も不要であり,分析も楽なように思われる.しかし実際の分析となるとやはり種々の問題があるのである.以下試料の採取から定性定量にわたって,問題となる点をいくつか述べてみよう.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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